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【映画感想】デジモンアドベンチャー tri.  第2章「決意」

2016.03.21.Mon.14:31

キャプチャ



早いもので気が付けば第2章。

全6章における2章の立ち位置を踏まえると、非常に「繋ぎ」という印象を受けました。
恐らく1章との落差?を感じた鑑賞者も多かったのではなかろうかと思います。



1章に比べると作画が更に不安定だったり、
展開が遅く、後半の戦闘シーンが尺の割を食らったり…
や、戦闘シーンは敢えてあれだけしか入れる事ができなかったのではないか?と疑ってしまう始末。
※スケジュール、制作陣の体力的に。

まぁ、シリーズものでどこかに力を入れすぎて、他がおざなりになってしまうのは良くあるコト。
今回もきっとそうであろう、というかそうであってほしいと思いますw


さて、本編の内容です。


冒頭は「はじまりの街」から。

デジタマを守るエレキモン、感染デジモンとなって襲い掛かるオーガモン、そしてそれを食い止めるレオモン。
2章になってようやく子供たち(+パートナーデジモン)以外の続投キャラですね!

クワガーモンといい、ウィルス種の方が感染されやすいんかな?
まだ2体だからサンプル数少ないけど。

そして、その動乱を見守る謎の影。
謎っつーか…



賢ちゃんの黒歴史デジモンカイザー キター!!(゜∀゜)


最後まで一言も喋らなかったため、声優さんがどうなっているのかは不明。
そして喋るチャンスが今後あるのかも不明w


まぁ十中八九、何者か(アルファモン?)に操られているパターンでしょうが、
02組に残4章で挽回のチャンスはくるのかどうか。



アバン終わって現実世界。


芽心とメイクーモンの歓迎会を兼ねて、子供たち一行は大江戸温泉へ。
大江戸温泉の壮大なダイレクトマーケティング開始。
まぁ今回タイアップしてますしね。


ドタバタあって微笑ましい感じでしたが、一番の衝撃はメイクーモンの進化段階。



おまえ成熟期だったんかい!!



同格のテイルモンやレオモンはまだしも、アグモンたち成熟期に対して「先輩!」というのは腰低すぎではw



そして何やかんやあって、お台場にオーガモンが出現。
最初のオーガモン襲撃は夜だった事、更にレオモンの介入で事なきを得ましたが、
2回目は昼まっただ中、割と騒動になってしまいます。

現着が最も早かったのはミミ・芽心組。
光子郎から待機の命が出るも「良いデジモンもいる」という事を
近くを取り囲むマスコミにもアピールしようとして先に戦闘開始。



オーガモンと対峙するトゲモン。
けっこう近くまで接近するマスコミのヘリ。
そしてトゲモンの必殺技チクチクバンバンは周囲無差別攻撃。
進化後に途切れるbrave heart



当然と言えば当然過ぎる展開で、チクチクバンバンがヘリに直撃。
墜落地点が地面ではなく水面だったおかげで死人こそ出なかったものの、
トゲモンまで脅威の元凶として認識されてしまう結果となりました。



オーガモンをあのまま放置してたらどうなっていたか分からないし、ヘリも接近し過ぎていた。
それを踏まえても結果は結果。

ミミは「間違っていない」と主張するも、光子郎から「ミミさんには自己中心的なところがあります」と指摘される。
「良かれと思ってやった事でも」という前置きはしていたものの、光子郎の言葉はミミに深く突き刺さります。

光子郎って、普段はミミに振り回される側ですが、こういう時はしっかり言いたいコトを言いますよね。
この関係性は個人的に結構好きです。



展開が並行して、文化祭の実行委員にも立候補してたミミは、学校でも少しずつ周囲との和が乱れ始めます。
この辺、壁を乗り越えるという意味では必要な描写ですが、少し尺が長かったなーと。

そして自分の振る舞い方に思い悩む内に、丈と出会うミミ。
お互いに心情を吐露するシーン。
セリフそっちのけになりますが、恐らく本編通じてミミが目上に対して最もちゃんと敬語を使ったシーンではないでしょうか。

太一たち世代にはですます調だったとしても割とフランク。
シチュエーションもあったのでしょうが、丈にはまた違った語り方。

「自己中な自分」に思い悩む中でも、本編からちゃんとミミの成長を感じられる一コマでした。


対して、1章から引き続き「選ばれし子供たち」としての使命と、これからの将来を天秤にかけて苦悩する丈。
自分がいてはいずれ戦いに巻き込まれてしまう…丈のコトを案じて家出するゴマモン。


女子か!!



丈の夜食を作るゴマモンが健気すぎてもう…(´:ω;)ウッ




そして文化祭当日。


芽心の支えもあって吹っ切れたミミ。


ヤマトの壁ドン。(太一に)


光子郎家から抜け出し、キモからグランプリに出ているデジモンたちを見つけて
「ガブモンは何位だ」とか言い出すヤマト。違う、そこじゃない。


レオモン絶賛キャラ崩壊中。


まぁ色々あったものの、ちょっと見過ごせなかったのが光子郎とミミの再会。
ミミの衣装を見ていてもたってもいられず学校まで来た光子郎。
言い争った後、最初の会話だと思ってましたが特に何もなくスルー。
どっちかから「ゴメン」の一言あっても良かったなーと。
今回はミミと丈にスポット当たってるコト考えると、むしろミミからか。



そんな子供たちの裏で、遂に賢ちゃんデジモンカイザーが暗躍開始!
メイクーモンを歪みに連れ去り、最初に反応できたレオモン、ゴマモン、パルモン以外が介入できない状況に。
それに相対するデジモンカイザー側の刺客は…インペリアルドラモン。

02本編のインペリアルドラモンなのか、それとも別個体のウィルス種なのかは描写からは分からず。
仮に前者だとすると、ブイモンの存在も必須なため、大輔も闇落ちしている可能性あり。

一方、騒ぎを聞きつけ集まってきた子供たちに、一部始終を伝えるミミ。

「一乗寺クンが何故…」みたいな感じの中、タケルだけが

「アイツまたっ!」

とか

「一乗寺のヤツ」!


とか敵意MU・KI・DA・SHI。

おけ、タケルの本音が聞けて何よりでしたw
後でまた存分に説得(物理)してください。


戦闘に戻り、究極体相手に勝ち目のない戦いをする成熟期・成長期たち。
ってか持ちこたえてるだけスゴくね?

そんな中、ヒカルの説得もあり丈がようやく戦線復帰。




「待たせたねゴマモン!」





「行けっ、ゴマモーン!!」



1章から1人おあずけ状態だったゴマモンがやっとこさイッカクモンに進化。
まぁココが本編のハイライトでしょうね。




その後、ズドモンへと超進化。
何気にtri初の超進化バンクでしたが、通常進化の延長版って感じてあっさりめ。
そして事件は起こります。。。



「ズドモン、究極進化ぁっ!」





!!??





そう、何の脈絡もなくズドモンが究極体ヴァイクモンへと進化。
お、おう。どうしたお前。

1章でアグモンたちがワープ進化しなかったコトから、それはいいとしてイキナリの進化でびっくりしたよ。


子供たちも「何なんアレ!?」みたいになってるじゃんw
どうやら丈の成長がデジモンに新たなる力を与えたらしい。



い、いいのかソレで。。。(゜Д゜)

まぁ実際にワープ進化に対して新アイテムが必要だったわけではないですし、
絆というかメンタル部分の影響が多いいのでしょうか。
02ラストの全員集合!進化祭りを彷彿とさせる巻き具合だったので、つい。

そして、丈に呼応するようにパルモンもリリモン⇒ロゼモンへと究極進化。
デジタルカードバトル辺りから知っている身としては、どうしてもババモンの影がちらつくw

インペリアルドラモンもファイターモードに移行しますが、究極体2体(と一応レオモン)では分が悪く子供たち側の勝利。

デジモンカイザーは不敵な笑みとともにメイクーモンをその場に残し、どこかへと去ります。

一乗寺のヤツっ!



現実世界に帰還するデジモンたち。
しかし芽心のデジヴァイスが黒く染まり、メイクーモンがレオモンを殺害。
唖然とする子供たちの前で歪みの中へと消えてしまいます。



という所で終劇。



第1章以上に尾を引く終わり方になりました。

さて、物語が加速し始める中で存在感を出し始めたデジモンカイザーこと一乗寺賢。
一っ言も喋っていないので彼の本心を探るコトはできませんが、
最後にメイクーモンをわざわざ戻した行為が気になりますね。


【可能性1】

メイクーモンの覚醒(?)を促せたので、用済みと判断して手放した。


【可能性2】

ゴマモン、パルモンの進化を引き出せたコトで目的は果たした。


1の場合、賢ちゃんは完全に敵(誰だか知らんけど)の支配下にあると言えそうです。
が、もし2の場合、完全に洗脳はされておらず、自我が残るギリギリの所で子供たちのアシストをした、ともとれそうです。



劇中で光子郎に送られた何故の予言めいたメッセージ。
賢の介入によりそれが果たされ、結果的に究極進化が実現したわけで、
それがただの偶然とも考えにくい、という思いからの可能性2です。

やー、だってそっちの可能性でも考えておかないと賢ちゃんが不憫で不憫でw




第3章では、予告編にタケルとパタモンの別れ。
そしてキービジュアルがヘラクルカブテリモン。

ってコトでタケルと光子郎に焦点が当たりそうです。

ヘラクルもようやくアニメに登場か…長かった。



第2章パッケージ版のリリースが遅延しているコトから、別の意味で今後の展開が気になります。
今回は戦闘シーンの尺が短くフラストレーション溜まりっぱなしだったので、もっと燃える展開希望!!

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