スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人気ブログランキングへ

模倣犯

2006.08.14.Mon.16:07



 今さっき、そばにある山手通りの方から大音量で長淵剛の「CLOSE YOUR EYES」が聞こえてきました。この曲は、映画「男たちの大和」の主題歌で、今日は8月14日…なんだか色んな意味で夏だなぁと実感し、また今年もあの日がくるというコトを認識させられました。おそらく右であろう方々ご苦労さん。










 俺がふと読む小説って、ブームが過ぎ去ってかなり経ってから何故か読み出すってのが大半です。それ以外のケースだと、逆にブームよりも異常に早く読み始めます。だから、今さら読んでるの?なんて言わないでね、泣いちゃうから。


 ってコトで宮部みゆきの「模倣犯」。文庫5冊合わせるとけっこうなページ数になるんですけどね、コレは一気に読めました。一週間かかってないと思われ。


 小説の登場人物のイメージが頭の中に残ってる状態で、映画のキャストを確認したらやっぱ観なくて良かったと一安心w


 この小説では、とある公園から女性の右腕が発見されるコトが発端となる事件を様々な視点から追っている。
 右腕の第一発見者となってしまった高校生、事件を追うルポライター、警察、被害者の遺族、加害者の遺族、そして真犯人…。
 序盤では、被害者や警察サイドの視点を中心に、誰が犯人なのか分からないままで事件は進行していく。そして、とある場面からは一転。それらの事件を引き起こした犯人たちの内情なども交えて、犯人サイドからそれらの過程をまた反芻していく。急に時間軸が戻ったりするので、たまに時間軸が分かりづらくなってしまうのが欠点。
 
 そしてタイトルにもなっている模倣犯という意味。読む前は、事件に便乗する模倣犯の存在で捜査が混乱していくとか、そんなんだと思っていたんですが全然違ってましたね。犯人にとっての美学に関して、結果的にかなり重要な単語ってわけですが。
 また、事件のせいでそれまでの日常から完全にマスコミによって隔絶されてしまう遺族たちの描写にも力を入れています。マスコミによって自分という存在が世間一般に晒されてしまうコトが、一体どういう意味を持つか?それを如実に描いていると思います。

 読む人によって、どの人物の訴えるコトが一番共感できる主張かは、けっこう分かれるような気がします。もしかしたら犯人に一番共感できる人だっているかもしれません。まぁそれも各人の意見というコトで。
 長いですけど、そんなに苦もなく読み進められる本だと思いますのでオススメ。
 





ブログランキング






関連記事

人気ブログランキングへ
コメント

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。