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【映画感想】シン・ゴジラ

2016.08.07.Sun.23:18


現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)


公式HPより。



庵野秀明さんが総監督でメガホンをとった日本ゴジラの復活作。



公開前は「早くエヴァ作れ」だの「今回のゴジラの見た目微妙じゃない?」とか
色々な言われそうでしたが…観終わっての率直な感想としては、









エヴァ制作がストップしてたのも許せるほどの作品。




自分が観た場劇場だけかもしれませんが、スタッフロール中に誰も席を立たず、
「終」の文字が消えた後に拍手がちらほらと聞こえてくる…と、ある種異様(?)な状況。
そしてそういった反応が出てくるのも納得な内容でした。


書きたい事はたくさんあるものの、枚挙に暇がないのでポイント幾つかまとめる感じで書こうと思います。





いきなりなエヴァテイスト


もうアレ、開始数秒で出てくる地名テロップが完全にエヴァ。
これのおかげで「あぁ庵野さんが作ってるんだな」と分かりやすく示す描写は流石。
その後も事ある毎に地名・人物・兵器・会議…テロップ入り乱れるスクリーン。
観る人によっては食傷気味になりかねませんが、説明をテロップに全振りしてくれるおかげで、余計な説明シーンも無くテンポ良く小難しいシーンが展開できた好材料だと思っています。


そして要所要所で訪れる人類の頑張るシーン。
何の脈絡もなく唐突に流れ出す例のアレ。


↓例のアレことDECISIVE BATTLE




初見は思わず笑ってしまいましたよ、使っちゃうんだコレ。
ただ、イントロ(?)の繰り返しに留めて使っている辺り、エヴァとの明確な線引きをしているように思えました。

あと、何か制服が妙にネルフっぽかったり、とあるシーンのラーメンがチャーシュー抜きだったりと、メッセージ性があるのか単なる遊びなのか分からんシーンもありましたねw



蒲田に上陸したアレ




総理が記者会見で「上陸は絶対に無い」と力強く断言した直後に、上陸の第一報が入るという高速フラグ回収。
後のシーンでゴジラへの攻撃に対して

やったか!?



やってない


を丁寧にやってくれるなど、アニメ的なお約束を髄所にしっかり盛り込んでたなと感じました。


で、この蒲田への上陸直前。巨大不明生物(この時点でのゴジラの呼称)が呑川を突き進んでいく訳ですが、
事前にそこそこ情報を拾っている人からすると、ここで一つの違和感を感じていたハズです。


そう、本作のゴジラは100m超の巨体。(元々デカいけど)
それが呑川というそこまで幅が無い川をズリズリと進むサマを見て…



いくら何でも小さすぎないか?





とね。


そして蒲田駅前でパニックになる人々が映し出された後に満を持してスクリーンに表れる怪獣。



















誰だオマエっ!!??







それはゴジラとは似ても似つかない、死んだ魚の目をして、ズリズリと道を進む、控えめに申し上げて超キモい怪獣。
本作のコンセプトは人間対ゴジラだったはず。じゃあコイツは何だ。

と、ココで思い至るのは、
ははーん、怪獣はゴジラだけだと思ったけど、コイツはサプライズ怪獣なわけね。
後でゴジラの引き立て役で瞬殺されるんだろうな。という予想。
こいつの存在が公開前に出てこなかった辺りは、しっかり情報統制されたんだなーと感じました。



まぁ予想は1ミリも掠りもしませんでしたけど。





シン化する神の化身、呉爾羅



そのキモンスターが蒲田から順調に北上。
北品川とかその辺まで、進路上の建物や車をやりたい放題ぶっ壊す。
映画を観ていた場所が品川駅付近だった事、そして家も近くだった事も相まって、
この辺は不思議な臨場感がありました。


そして品川駅まであとちょっとと言う所で怪獣が突如動きを止めます。
プルプルし出したかと思うと、ズリズリ歩行に使うだけだった二本足で立ち上がり、体側面から二本の小さな腕が出現。
体色も徐々に変わっていき、完全に二足歩行となった怪獣のサマを見て(頭の中で)一言。

















お前ゴジラだったんかいっ!!








公開前に出されていた情報、そして映画を見始めてからココまでの流れ。
全員が全員とは勿論思いませんが、大半の視聴者が同じような衝撃を受けたんじゃないでしょうか。
しかもそれはゴジラという作品を知っているほど、本作の情報をそこそこ把握しているほど、
予想の裏切り⇒とてつもないインパクトとして、制作側の計算し尽くされた演出に思えました。












怪獣が出現したコトの無い日本、そして優秀ではなかったが無能ではない政治家たち



本作が過去ゴジラと大きく違う点の一つに、怪獣が出現したコトの無い現代日本が部隊、という所があります。

つまり、人類がゴジラに立ち向かう武器として、


メーザービームも無ければ





スーパーXも









機龍も











MOGERAもいないわけです!



現実日本に準ずる兵器や武装で立ち向うしかありません。
最終決戦でトンデモ兵器というかトンデモ日常兵器は出てきますが、それも身近にあるものばかり。


そんな日本ですから、怪獣が出現した時の法律も対処法もありません。
政府が何回も会議を重ねて意思決定をしていく様、事なかれで発現をする一部の政治家、どんな時も「想定外」を強調する政治家w

リアルかどうかについては僕は分かりませんが、少なくとも「あー実際こんな感じなんだろうな」と思われるには充分は描写だったように思えます。



確かに、前代未聞である怪獣の出現に対し、後手後手の対応が目立ちましたがそれは仕方ない。多分そんなもんです。

しかしながら、冒頭~途中まで総理がそんな状況に右往左往して振り回されている感がありましたが、
「自衛隊が国民に銃を向けてはならない!」と、攻撃開始直前の自衛隊に攻撃中止を命令したり、官邸から避難する事に抵抗したり。
頼れる政治家!というわけではありませんでしたが、発言の節々に自分が曲げてはいけない信念を持っていると感じたキャラでした。



そして後述する展開の後、閣僚が刷新されるわけですが、里見総理代行も良い味出してました。
就任直後こそ頼りなさげな姿を見せますが、核攻撃のカウントダウンを遅らせるためにフランス政府へ交渉したり、
ゴジラへの勝利後を見据えた青写真を構想済みであったりと、渋い漢を見せるキャラでした。

敵を強大に見せるため、味方を無能に見せる(周りを低くして山を高く見せる)展開はよくありますが、
自分はやっぱり有能な味方が活躍する展開の方が大好きです。





みんなのトラウマ 内閣総辞職ビーム



割と不謹慎な気もしますが、ネットで見つけたこの単語がしっくりきてしまったのでw


一度海中へと姿を消して倍くらいにおっきくなったゴジラが再上陸し、
武蔵小杉決戦での自衛隊の検討虚しく、ゴジラに再び東京侵入を許してしまいます。

米軍に助力を乞う議論が為されようとしますが、
そんな事もあろうかと既にハワイから日本に向かっていた米軍のステルス機が
ゴジラに対して地中貫通爆弾を投下。

自衛隊の総火力をもってしてもノーダメージだったゴジラがここにきて出血!明らかなダメージを追います。


01.jpg



さっすが米軍いけるやん!と思ったのも束の間、ゴジラの背びれが紫色に発光を始めます。
ゴジラを既に知っている観客の誰もがこう思ったはず。










あ、コレあかんヤツだ





口からドス黒いゲロガスを吐いたかと思うと、それは周囲を焼き尽くす火炎となり、
そして次第に収束する炎は青白い…というか紫の熱線となりステルス機を撃墜。

背後から追撃をかけようとする残り二機のステルス機に対しては、何と背中から複数の熱線ビームを発射。






あ、コレ想像よりもだいぶあかんヤツだ




もはやラミエルのような遠距離攻撃力を得たゴジラはその熱線ビームを東京一円に展開。


ビルはあっさり溶断され、銀座が、霞が関が瞬く間に炎に包まれます。
そして時を同じくして官邸を脱出しようとしていた総理及び閣僚達を乗せたヘリも呆気なく蒸発させてしまいます。
ゴジラの圧倒的戦力、直前のシーンまで良いキャラを演じていた政治家達が断末魔も残さず退場、
その時のBGMも相まって、登場人物達だけでなく観客も絶望感に苛まされる超印象的なシーン。
いや、ホント映画を観て恐怖を感じるなんて久々の事でした。。。



人類の底力、無人在来線爆弾



東京中を蹂躙して再充電モードに入ったゴジラに対して、
血液凝固剤を経口投与する事でゴジラ凍結を狙う最終決戦ヤシオリ作戦。



新幹線に爆弾を乗せてゴジラにぶつける、高層ビルを爆破してゴジラを潰すという怒涛のコンボによりゴジラがダウン。
ここぞとばかりにダウンしたゴジラに血液凝固剤を投与するが、ゴジラが活動再開。
命を賭して凝固剤を投与していた部隊は、至近距離で熱線を受けて全滅してしまいます。
このシーン、地味にでしたが何気に胸が痛むシーンでした。(´;ω;)


そして、彼らの死を無駄にしない、このチャンスを逃しはしないと
次なる一手として発令されたのが





無 人 在 来 線 爆 弾




テロップにもこう書いてあるんだからそう呼ぶしかない。

新幹線の爆弾特攻のようにゴジラへ向けて疾走するのは


山手線京浜東北線中央線、あと東海道本線だったかな?



足元へぶっこんで爆発しつつ、上手い具合に車両が跳ね上がりゴジラに絡みつき、
チェーンマイン的な感じでゴジラに大ダメージを与えます。



僕らの日常の象徴がトンデモ兵器としてゴジラに一矢報いる様は、
笑ってしまうとともに胸に込み上げる熱さがありました。

どうやったら思いつくんだよあの兵器。。。


今までの作品にとって、ゴジラに蹂躙される対象でしかなかったビルや電車によるまさかの逆襲。
怪獣が存在しなかった世界…利用できるものを何でも利用しなきゃいけなかった状況ならでこそですね。



そんなこんなでゴジラを冷凍する事には成功するも、個体として進化を続け、
生物として地球上で最も神に近しい生物となったゴジラを殺す事は叶いませんでした。

いつまた何時復活するか分からない放射能の固まり。
原発という爆弾を抱える現代社会を揶揄しているとも言われていますが、
続編があってもおかしくない伏線を張ってこの映画は幕を閉じます。






実際、そこまで期待をせず見に行ったのですが、
あっという間に惹き込まれてしまい、気が付けばエンドロールが流れていました。

どんな賛美をしても陳腐になりそうですが、とにかく素晴らしい映画でした。
今までのゴジラと違い、舞台が首都圏に集中している事もあり、
関東以外の方がどう思うかは分かりませんが、
自分の知っている街があれだけリアルに崩れ去る描写が恐怖で胸を打つとは。。。

思い返すと、ガメラ3(邪神覚醒)で渋谷が炎に包まれるシーンでも同じような感覚あったなぁ。
でも今回は、それまでの展開や演出、BGMが見事にマッチした屈指の絶望シーンでした。




あとは気長にシン・エヴァンゲリオン待つかw





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